~布の遊具を作ってあそびましょう!~ 講座を開催しました。

  •  日時:3月3日・17日 すべて月曜日 13時~15時
  • 場所:コープ西宮北口食彩館 組合員集会室
  • 講師:コープサークル「グループつくし」メンバー

1985年に発足してから、西宮市立、宝塚市立特別支援学級の子ども達が楽しく遊びながら訓練できる手作りの遊具を提供する活動を続けてきました。次世代に引き継ぐために作業を通して、教え合うのを目的にコープ活動サポートセンター西宮と共催で、7名の方が参加され、開催しました。

1日目<3月3日>

コープサークル「グループつくし」が活動している場所で、普段の活動を参加者の方に感じていただきながら、講座を進めていきました。

遊具写真1

始めに代表の浜田逸子さんより、「グループつくし」がこれまでに行ってきた活動や寄贈された作品の紹介がありました。

遊具は、遊びを通じて学習したり、お友達と一緒に学べるよう工夫されています。

参加者に作っていただく遊具は、タイ、ヒラメ、フグ、イカ、サンマの魚たち、釣り竿と池、堤など。みんなで遊べて、参加者の方々が遊具を増やしていけるように考えられています。材料は、かわいいバックに入って参加者の皆さんに渡されました。

まずは、釣り竿としておもりや糸、持ち手などを作成、お魚たちは、ミシンを使ったり、ボンドを貼ったり、綿を入れたり、キルト芯と一緒に布を縫ったりなど、メンバーの皆さんにお聞きしながら、ほんわかとした雰囲気の中で、作品を仕上げています。

ミシン1

お魚の生地には、いろいろな模様が入っています。メンバーさんは、常に生地を見るとこんなものができるかな?と想像されるそう。日々の積み重ねが今の活動の広がりにつながっていると感心させられます。

代表写真

 

2日目<3月17日>

今日は来られた方から、お魚の作成にかかります。

かわいいお魚が、出来上がっています。メンバーさんたちが作られているカレンダーに使う季節の作品を見て、参加者の方は、「かわいい!作品のつくりかた、デザインがとても参考になります。」と言われていました。Exif_JPEG_PICTURE

参加者のみなさん、ほぼ仕上がり、講座終了後に、サークルメンバーの方と一緒にお茶を飲みながら、当財団の紹介DVDを見て、サークル代表がこれまでの活動と活動への思いをお話していただきました。参加者の方から今後、一緒に活動したいとのお声を掛けていただき、メンバー一同より、歓喜の声が上がりました。

Exif_JPEG_PICTURE

これまでに西宮市立、宝塚市立特別支援学級に寄贈された作品の数々は写真に残されていて、その厚さや内容を見ると歴史を感じます。

作品は、特別支援学級の先生から、こんな教材を作って欲しいとオーダーがあり、それに応えようと調べたり、作ってみて、メンバーで検討し、また作り直したりと一つのものが出来上がるまでには、苦心されるそうです。

でも、「作品を届けた時の子ども達の楽しそうに遊ぶ姿や、目をキラキラさせて喜んでいる顔を見ると、やりがいを感じ、みんな笑顔になります。」と言われていました。

先日も誕生日のお祝いをしたいとのオーダーに、デコレーションケーキを作成して届けたところ、いちごや生クリームをかたどったトッピング、ろうそくなどを、ケーキ台のどこにでもつけたり、外したりできるので、子ども達が次々とやってきて遊ばれたそうです。

これからも地域で必要とされている活動を継続していけるよう、微力ながらサポートできればと思います。

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