1DAY視察バスツアーin丹波篠山を開催しました

篠山市で住みよい地域づくりの取り組みに触れる視察バスツアーを開催しました。

・開催日:10月19日(月)
・視察先:篠山市民プラザ・里山工房くもべ・中立舎・丹波篠山八上(黒枝豆収穫)

45名がJR住吉駅に8時30分に集合し、1日で、学習、見学、交流、収穫体験などをしながら、バスで地域づくりに取り組んでいる団体を訪ねました。

篠山市民プラザ

10:00頃に到着。
昨年、当財団で助成を受けられていた「つどい場お茶の実」代表原さんと、篠山市民プラザで市民活動を支援していらっしゃる「ウイズささやま」の土性さんに、お話をしていただきました。
「つどい場お茶の実」では、代表原さんの自宅を開放し、高齢者の居場所として、また介護をされている方の息抜きの場として、お茶を飲みながらひとときを過ごしていただく活動をされています。それ以外にも介護や老いについてミニ講座を開催したり、音楽療法の講座から新たなつながりが広がって、音楽療法の講座も定期的に開催されているそうです。

つどい場お茶の実 代表原さんより写真を見ながら紹介

つどい場お茶の実 代表原さんより写真を見ながら紹介

篠山市民プラザの土性さんからは、本日の視察のポイントをお話していただきました。
その後、参加者のみなさんとの交流の時間を持ちました。

ウイズささやまの土性さん篠山の魅力を伝えていただきました

ウイズささやまの土性さん篠山の魅力を伝えていただきました

里山工房くもべ

11:40頃に到着。
里山工房くもべでは、廃校になった雲部小学校の跡地を再生し、地域住民が出資し、運営され、憩いの場になっています。職員室をカフェに、校長室を野菜直売所、教室を若手職人のアトリエとして使い、1階の教室では、丹波木綿を昔ながらの製法で、綿を紡いで手織りをしていました。

里山工房くもべは坂を少し登ります

里山工房くもべは坂を少し登ります

校長室が直売所になっています。参加者の方と一緒に

校長室が直売所になっています。参加者の方と一緒に

こちらでも、里山工房くもべでの取り組みについて、くもべまちづくり協議会会長の梶谷さんからお話をお聞きしました。その後、地元の農家から仕入れた野菜を使った昼食をいただきました。出汁にもこだわって薄味ですべて手作りされていて、とてもおいしく幸せな味でした。
ホームページにも多くの情報が掲載されています。興味のある方は是非ご覧になってください。

里山工房くもべの取り組みについてお聞きしました

里山工房くもべの取り組みについてお聞きしました

中立舎

13:10に到着。
中立舎は、江戸時代から明治期まで地域の学習拠点として多くの人が勉学に励まれていたそうです。
今は地域の住民たちが憩える場として利用されています。

中立舎で日置地区の歴史も学べました

中立舎で日置地区の歴史も学べました

中立舎の中に入ると机の上には、丹波の黒枝豆が用意されていて、塩加減も抜群の甘い黒枝豆をいただきながら、中立舎のお話を伺いました。
当時の教材を実際に手に取ってみる機会もありました。

当時の教材を見ても読めない・・・

当時の教材を見ても読めない・・・

日置地区の歴史をたどりながらのストーリーのあるお話はとても面白く、引き込まれました。子どもたちが自分たちの住んでいる篠山市日置地区の素晴らしさを学ぶ機会もあり、その様子もお話してくださいました。その中で自分たちが住んでいるところに宝物がたくさんあることに気付いてほしいとのお話に、地元を見つめ直すことの大切さを改めて思う機会になりました。

中立舎の外観

中立舎の外観

丹波篠山黒枝豆収穫

14:00に到着。
篠山市八上の森口さんのご協力をいただき、篠山の自然の恵みに触れ、篠山の特産物の黒枝豆が一番おいしい時期に、参加者のみなさんが一番楽しみにされていた黒枝豆収穫体験をしました。
夏を思わせるような日差しの中、初めて収穫体験する方ばかり、森口さんに大きな一枝をバシッと切っていただき、葉をとり、四苦八苦しながら袋に入るようにまとめました。

青空のもと収穫体験

青空のもと収穫体験

参加者のお一人が黒豆納豆の注文を取りまとめてくださいました

参加者のお一人が黒豆納豆の注文を取りまとめてくださいました

特産館ささやま

丹波篠山黒豆の発祥地の塔が駐車場にあり、篠山のお土産が買える場所として立ち寄りました。丹波の栗や秋番茶などの商品を手にとり、たくさんお買い求められていた方も…。
収穫体験で熱くなった身体を冷やす時間にもなりました。

お土産を真剣に探しています

お土産を真剣に探しています

視察ツアーに初めて参加し、世界が広がった。ともしび財団の活動を理解することができました。観光では行けない所へ行き、その土地ならではのお話を聞けて良かったです。と嬉しいコメントを寄せてくださった参加者の方もいらっしゃいました。このたびの視察バスツアーでお世話になった皆さまにスタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。

 

シリーズ最終!視察バスツアー第3弾でたつのを訪ねる予定です。ホームページでお知らせしています。ぜひご覧ください。

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1DAY視察バスツアーin淡路を開催しました

開催日:5月28日(木)

当財団が助成する「東灘こどもカフェ」が交流の拠点として開設した『こもれど淡路・交流館』での活動の様子や、そこを通じてつながった団体の活動などのお話を聞き、地域での課題解決への取り組みに触れる視察バスツアーを開催しました。
・視察先:野島断層保存館・こもれど淡路交流館・小林農園・美菜恋来屋

春の淡路というよりも、初夏を思わせる気温の中、42名がJR住吉駅に8時45分に集合し、1日で学習、見学、交流、収穫体験などをしながら、バスで巡りました。
バスの中では、「東灘こどもカフェ」代表の中村保佑さんから2011年4月から活動を始めて、現在の会員数370名を超え、甲南商店街から少し東に入った所でほぼ毎日開催していること。食、文化をテーマに多世代交流を実現されている誰でも立ち寄れる場づくりをされていること「東灘こどもカフェ」で集う大人が得意なこと、できる事で自由に参加されていることなどをお話していただきました。

淡路に向かうバスの中、財団の紹介

淡路に向かうバスの中、財団の紹介

・野島断層保存館
10:00に到着。当財団は阪神淡路大震災を機に設立し、今年度で20周年を迎えます。初心を振り返る意味も込めて視察します。阪神淡路大震災で出現した野島断層のありのまま保存されていて、破壊された道路や、生垣のズレ、地割れなどの断層による地形の変化を実際に見ました。

野島断層を目の当たりに

野島断層を目の当たりに

震災体験館では、直下型地震の揺れを体験。阪神淡路大震災で経験されたことを思い出されて、「こんなに揺れたかしら」と言われる方と「もっと長く感じた。恐怖だった」と言われる方、それぞれの体験の違いなどで感じ方も違っていました。野島断層保存館に何回目かの訪問の方は、「最初の頃は何もない所だったけれど、建物も建って随分雰囲気が変わったね。月日の流れを感じる」「今日は野島断層保存館をメインに来たの」と言ってくださいました。

当時の資料を各コーナーで見ることができます

当時の資料を各コーナーで見ることができます

・こもれど淡路交流館
11:30に到着。洲本インターを降りて歩いて約7分のところにある「こもれど淡路交流館」管理人の林さんは8年間介護をされた自らの体験から、疲れた介護者をいやす場の必要性を感じ、つどいの場を開設されたことなどを映像を交えてお話くださいました。
「淡路をみんなのふるさとに、いつでも帰れるところに、活用したい人が自由に企画して、のんびりゆっくり、週末農業をするもよし、仲間と交流するもいいですよ」と言われ、気を付けていることとして宿泊は必ず1組。知らない人とは一緒にならないようにしているとのこと。

こもれど淡路交流館管理人「林さん」からのお話

こもれど淡路交流館管理人「林さん」からのお話

こもれど淡路交流館での様子

こもれど淡路交流館での様子

あわじFANクラブみなさんとこもれど淡路の林さん

あわじFANクラブみなさんとこもれど淡路の林さん

「こもれど淡路交流館」を開設時のサポートをした「NPO法人あわじFANクラブ」の小松さんからもお話をお聞きしました。
あわじFANクラブでは、淡路の魅力を発信し、淡路で過ごしていただこうと活動されています。食・農・自然を体験できるイベントを開催しています。淡路での移住に関する情報提供や移住後のフォローまで応援しています。
ホームページにも多くの情報が掲載されています。興味のある方は是非ご覧になってください。ホームページはこちらをクリック

あわじFANクラブの取り組みついて

あわじFANクラブの取り組みついて

・小林農園
13:30に到着。あわじFANクラブのつながりからご紹介いただいた、南あわじ市広田にあり、こもれど淡路交流館からバスで約10分で行ける「小林農園」
小林さんは農薬の量を減らし、いちごをメインに玉ねぎやレタスなどを作られていて、農業体験のイベントや野菜のオーナー制度にも取り組まれていることなどをバスの中でお話していただきました。
その後、参加者の皆さんが楽しみにされていた玉ねぎの収穫体験!少しだけ日差しが柔らかくなり、ゆったりと時間が流れ、自然がいっぱい。参加者からは「このまま帰りたくない」の声が上がるほど!小林さんから「レタスも収穫されるならどうぞ」のうれしい言葉!!玉ねぎ畑からレタス畑へ移動し、選び抜いたレタスを収穫。
他のお野菜の販売もしてくださり、両手にいっぱいのお野菜を持って帰られている参加者も。小林農園の皆さんのやさしい心遣いに感謝し、小林農園を後にしました。

バスの中で小林さんにから参加者の皆さんに説明してくださっています

バスの中で小林さんにから参加者の皆さんに説明してくださっています

説明を聞きながら外の風景をチラリ

説明を聞きながら外の風景をチラリ

今から収穫する玉ねぎ

今から収穫する玉ねぎ

真剣に作業を進めてくださっています

真剣に作業を進めてくださっています

・美菜恋来屋
14:45に到着。兵庫県最大級の農畜産直売所にも行きました。少しの時間でしたが、お買いものを楽しみました。

美菜恋来屋の様子

美菜恋来屋の様子

参加者の中には「玉ねぎ収穫だと思って参加しました」と言われる方もいらっしゃいましたが、「ともしび財団のことが理解できました」「こもれど淡路交流館を利用してみます」「机上の学習だけでなく、体験学習を取り入れ、貴重な体験ありがとうございました」などの感想をいただきました。第2弾で丹波篠山を訪ねる予定です。内容が決まりましたら、チラシなどでお知らせします。

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居場所づくり&脳トレ コミュニケーション麻雀ってなぁに?」体験会

2015年4月24日(金) 14:00~16:00より、コープこうべ生活文化センター2階 ホール(神戸市東灘区)にて、「コミュニケーション麻雀」の体験会を開催しました。

コミュニケーション麻雀とは、たわし大の麻雀パイで2~3人がチームになり、相談(コミュニケーション)しながら行うゲームです。楽しみながら、脳トレ効果も!
当日は、当財団の助成を受けて活動するボランティアグループのメンバーなど、40人の参加がありました。

講師の栗木剛さん(mottoひょうご事務局長)は、2006~2013年の8年あまり当財団の運営委員を務めていただいた方です。野外活動やレクリエーションゲームの指導、研修、高齢者大学、職員研修など、あらゆる年齢層や参加者に対応し、福祉学習・子育て・人権・ボランティア養成・男女共生・青少年育成など、幅広いレパートリーで活躍されています。

今回、参加された皆さんは、居場所づくりの活動に関わっている方、また脳トレを活動のツールとして体験してみたい方で、全く麻雀の経験がない女性も多くご参加いただきました。

経験豊かな男性にも、一風変わったゲーム展開を興味深々で楽しんでいただけました。

「本格的な麻雀ではないが、ゲームとして、とてもよく考えてあり、麻雀経験者の私でも楽しめた」(男性)、「最初は、ちょっと不安だったけど、少しづつルールを説明してもらえたので、あっという間にゲームに引き込まれた」(女性)など、経験に関係なく楽しめるゲームどだということを実感できました。、

もともと、このコミュニケーション麻雀は、男性の地域参加のきっかけづくりにと考案されました。

今では、東日本大震災の仮設住宅など、全国に広がっています。

今後、地域のサロンなどで、楽しみながらコミュニケーションできるツールとしての活用など、今後の展開が楽しみな体験会となりました。

 

 

このゲームは、運ぶところから2人で!3ケースで1セット、ひとケースの重さは約10キロです!

3ケースで1セット、ひとケースの重さは約10キロです!コミュニケーション麻雀は、運ぶことから2人で!

 

長机4本でちょうどマットが36枚敷けます。全員で敷くところから心を合わせて。

長机4本でちょうどマットが36枚。全員でマットを敷くところから始めます。

中心のグレーが16枚、ブルーとピンクが各8枚、茶色が4枚。準備完了!

中心のグレーが16枚、ブルーとピンクが各8枚、茶色が4枚。さあ、ゲーム開始!

 

麻雀以外にも色々なことで楽しめます。チーム戦では、「やったー!」という合図をみんな、気持ちをあわせて練習。

麻雀以外にも色々なことで楽しめます。チーム戦での「やったー!」という合図を、みんなで気持ちをあわせて練習。

麻雀の牌って、どんな種類があるのかな?まずは、揃えてみよう!

麻雀の牌って、どんな種類があるのかな?まずは、揃えてみよう!

きれいに牌が揃いました。さぁ、いよいよコミュニケーション麻雀の始まりです。

きれいに牌が揃いました。さぁ、いよいよコミュニケーション麻雀の始まりです。

ゲーム開始!初めての方でもできるように、普通の麻雀とは違い、4枚の麻雀牌で行います。

ゲーム開始!初めての方でもできるように、普通の麻雀とは違い、4枚の麻雀牌で行います。

相談(コミュニケーション)を取りながら行うところが、このコミュニケーション麻雀の楽しいところ。

相談(コミュニケーション)を取りながら行うところが、このコミュニケーション麻雀の楽しいところ。

男性がリACード?して下さり、初めての女性も楽しめました。

男性がリード?して下さり、初めての女性も楽しめました。

1ゲームが終わったら、牌を積んで山崩しの要領で、大きな牌を混ぜます。

1ゲームが終わったら、次の準備。牌を積んで山崩しの要領で、大きな牌を混ぜます。

麻雀、知らなくても勝てた!(笑)

麻雀、知らなくても勝てた!(笑)

栗木先生から、勝利の「アメちゃん」(笑)

栗木先生から、勝利の「アメちゃん」を配っていただいて(笑)

 

 

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思いを受け止め共感を広げるボランティア交流会を開催しました

・日にち:9月29日 月曜日
・場 所:コープ北口食彩館 組合員集会室
・講 師:栗木 剛氏(mottoひょうご 事務局長)

ボランティア活動をされている方、また、これからボランティア活動を始めようとされている方が集まり交流しました。

第1部

参加者は皆さんの地域や分野も全く違っています。ご自身が関わられている活動を、どのように広めていくのか、共通点の少ないボランティア活動をされている方々が集まって、どんなメリットがあるの?を講師の栗木さんよりお話いただきました。

ボランティアをしようとお声をかけてくださった方が来られて、その方のご要望に応えられない場合、様々な分野で活躍されている方とネットワークができていたら、勇気を出して、お声をかけてくださった方に、探されている内容のボランティア活動をご紹介でき、また、そのご紹介した団体との結びつきも深くなっていきます。
「メンバーが増えていかない。どうしたらいいの?」と待ちの姿勢でなく、このような場で、チラシなどを持ってきて、アピールすることがとても大事です。とのお話は改めて、ボランティア活動をより活性化させていくことを考えさせられました。

講師 栗木さんのお話に笑いあり、なるほどと頷いたり

講師 栗木さんのお話に笑いあり、なるほどと頷いたり

第2部が始まる前にゲームをして、本日に一番誕生日の近い方を参加者の皆さんでお祝いするシーンがあり、初めてお会いする方々と一緒のテーブルを囲んで、和やかに第2部へとスタートしました。

お誕生日おめでとうございます!

お誕生日おめでとうございます!

第2部

テーマを基に各テーブルでのお話は盛り上がり、いつまでも話は尽きないようです。
ボランティア活動をすることは、「ご自身の脳トレになっているのですよ。」と栗木さん
まず、今日のように、
①行ったこともない場所を探し求めていく
②時間を逆算して出かける準備をする
③おしゃれをする
④知らなかった人とお話をする
などなど…。
脳をフル回転させています。

ボランティアの活動は、「人に何かしてあげるのではなく、ご自身のためになるのよ。」とお声かけすると「ボランティア活動なんて私には無理。」と思われている方にもハードルは低くなるのでは?と参加者の方からお声をいただきました。

テーブルを囲んで和やかに、また真剣にお話は尽きません

テーブルを囲んで和やかに、また真剣にお話は尽きません

事務局側から見ても、ボランティア活動をされている方は、皆さんお若い!!楽しい!明るい方が本当に多いです。これからも皆さんに大活躍していただけるように盛り上げていけたらと思う交流会でした。

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セルフヘルプグループ図書館を開催しました

・日 時:9月13日(土)13時30分~16時00分
・場 所:木口記念会館 3階
・講 師:中田 智恵海氏 (特活)ひょうごセルフヘルプ支援センター代表
・登壇者:6グループ
・こころ・あんしんLight(こあら)
・兵庫県LD親の会(たつの子)
・ひょうご多胎ネット
・認知症の人を支える家族の会(あじさいの会)
・WAP(わっぷの会)輪になろう芦屋親の会
・一般社団法人 高次脳機能障害者サポートネット

 

とてもきれいで明るい木口記念会館にて、25名のお申込みのところ、当日は36名の方が参加されました。
始めに、(特活)ひょうごセルフヘルプ支援センター代表 中田智恵海さんより、セルフヘルプグループが設立される時にどのようなことが起きているのかを、お話していただきました。

講師 中田さんからセルフヘルプグループが設立される時のお話

講師 中田さんからセルフヘルプグループが設立される時のお話

その後、6つのグループの方々に登壇していただきました。
グループの方々の活動を紹介、立ち上がるまでのプロセスや他団体との関わり、また運営していく上で苦労されていること、グループとして活動されることで参加されている方のことなどをお話していただきました。

 

登壇グループ代表の方からのお話

登壇グループ代表の方からのお話

 

グループの皆さんから、いろいろな方に知っていただきたい。ネットワークを広げたいとの思いを参加者のみなさんに伝えられました。
いろいろな場で発信をされていて、グループのみなさんの努力を知ることができました。

参加者のみなさんが真剣に聞かれています

参加者のみなさんが真剣に聞かれています

 

グループの活動に参加された方がまた支援者になられているそうです

グループの活動に参加された方がまた支援者になられているそうです

参加者のみなさんから、
「セルフヘルプという共通の思いで活動しているグループがたくさんあることを知れたのでよかった。」
「同じ悩みを持つ方が励まし合い、前向きにいきいきとされている姿に感動しました。」
「どんな環境、運命でも前向きでありたい。」
とのプラスの言葉をいただきました。
多くの方に知っていただく機会が増やせるように、微力ながらお手伝いができたらと、あらためて考える場となりました。

参加者のみなさんからもお話をお聞きしました

参加者のみなさんからもお話をお聞きしました

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傾聴講座 ~聴く力を育てよう~を開催しました

・日時:7月23日(水)13時30分~15時30分
・場所:西宮市民会館 中会議室501
・講師:粟野 真造 氏(元北海道教育大学非常勤講師 西長洲荘 主任介護専門員)
・共催:コープこうべ 第2地区活動本部

梅雨明けした夏真っ盛りの暑い中、28名の方にご参加いただきました。

2人1組になって、先生からのお役目をいただいてお話をしていただきました。
①無表情で反応しないで話をきいてください。
②上から見下ろして話をきいてください。
2度に渡るお役目を持っての会話の時間は、どちらも会話し辛そう。
どちらもそのお役目を解かれて、先生に「はい!毒消しをしてください!」と言われた時に話が1番盛り上がりました。

見下ろしている方も辛い!

見下ろしている方も辛い!

・人の話をおらない。とらない。決めつけない。相手の立場にたって会話をする。
・ほめることを意識して生活をする。そのことを相手に伝える。プラスの面をみる。
など、日々の生活に直結することばかりです。

自己理解をする。というところでは、何を重点にお話したか、お聞きしました。
・ゆっくり話すことを心がけました
・声のトーンに気をつけました。
・質問して聞きだそうと思いました。
・自然体でお話しようと心がけました。
など、参加者の方も早速、講座で学習されたことを取り入れて会話を楽しんでいらっしゃいました。

講座が終わられてからも2人1組になった方と連絡先を交換されるなど、濃い2時間を過ごされたようです。

2人1組になって会話が弾みます

2人1組になって会話が弾みます

 

 

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傾聴ボランティア講座を開催しました。

・日時:7月4日・11日(金)10時00分~12時00分
・場所:明石市立産業交流センター 研修室2
・講師:川島 惠美氏(関西学院大学 人間福祉学部社会福祉学科 准教授)
・共催:コープこうべ 第5地区活動本部

相手の気持ちに寄り添ってじっくり聴き、日常のコミュニケーションをより円滑にするための技術を2日間で述べ40名の方が参加し学びました。
きくということには、①訊く・②聞く・③聴くの3種類あり、コミュニケーション方法も人それぞれ違うことを、実践を交えて経験しました。

7/4 ゆっくり話してみたらどんな感じでした?

ゆっくり話してみたらどんな感じでした?

 

2人1組になって話し方体験

2人1組になって話し方体験

講座を受講して、

・話し上手はきき上手という言葉が印象に残りました。きくということの難しさがわかりました。
・傾聴とは、聴くだけで質問をしてはいけない、話してくれるのをずーと待っていることだと思っていたので目からうろこでした。
・話し手、きき手の練習をして、普段の生活では気にしていないことに気付けた。
・川島先生の表情や声がここちよく、また先生の講座を受講したい。
など、参加者の方々からの感想をいただきました。

今回は傾聴の基本を学びました。10月に傾聴フォローアップ講座として、川島先生に来ていただき開催します。ご期待ください。

いろいろな聴き方を体験

いろいろな聴き方を体験

体験して自分の聴き方を再確認

体験して自分の聴き方を再確認

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~布の遊具を作ってあそびましょう!~ 講座を開催しました。

  •  日時:3月3日・17日 すべて月曜日 13時~15時
  • 場所:コープ西宮北口食彩館 組合員集会室
  • 講師:コープサークル「グループつくし」メンバー

1985年に発足してから、西宮市立、宝塚市立特別支援学級の子ども達が楽しく遊びながら訓練できる手作りの遊具を提供する活動を続けてきました。次世代に引き継ぐために作業を通して、教え合うのを目的にコープ活動サポートセンター西宮と共催で、7名の方が参加され、開催しました。

1日目<3月3日>

コープサークル「グループつくし」が活動している場所で、普段の活動を参加者の方に感じていただきながら、講座を進めていきました。

遊具写真1

始めに代表の浜田逸子さんより、「グループつくし」がこれまでに行ってきた活動や寄贈された作品の紹介がありました。

遊具は、遊びを通じて学習したり、お友達と一緒に学べるよう工夫されています。

参加者に作っていただく遊具は、タイ、ヒラメ、フグ、イカ、サンマの魚たち、釣り竿と池、堤など。みんなで遊べて、参加者の方々が遊具を増やしていけるように考えられています。材料は、かわいいバックに入って参加者の皆さんに渡されました。

まずは、釣り竿としておもりや糸、持ち手などを作成、お魚たちは、ミシンを使ったり、ボンドを貼ったり、綿を入れたり、キルト芯と一緒に布を縫ったりなど、メンバーの皆さんにお聞きしながら、ほんわかとした雰囲気の中で、作品を仕上げています。

ミシン1

お魚の生地には、いろいろな模様が入っています。メンバーさんは、常に生地を見るとこんなものができるかな?と想像されるそう。日々の積み重ねが今の活動の広がりにつながっていると感心させられます。

代表写真

 

2日目<3月17日>

今日は来られた方から、お魚の作成にかかります。

かわいいお魚が、出来上がっています。メンバーさんたちが作られているカレンダーに使う季節の作品を見て、参加者の方は、「かわいい!作品のつくりかた、デザインがとても参考になります。」と言われていました。Exif_JPEG_PICTURE

参加者のみなさん、ほぼ仕上がり、講座終了後に、サークルメンバーの方と一緒にお茶を飲みながら、当財団の紹介DVDを見て、サークル代表がこれまでの活動と活動への思いをお話していただきました。参加者の方から今後、一緒に活動したいとのお声を掛けていただき、メンバー一同より、歓喜の声が上がりました。

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これまでに西宮市立、宝塚市立特別支援学級に寄贈された作品の数々は写真に残されていて、その厚さや内容を見ると歴史を感じます。

作品は、特別支援学級の先生から、こんな教材を作って欲しいとオーダーがあり、それに応えようと調べたり、作ってみて、メンバーで検討し、また作り直したりと一つのものが出来上がるまでには、苦心されるそうです。

でも、「作品を届けた時の子ども達の楽しそうに遊ぶ姿や、目をキラキラさせて喜んでいる顔を見ると、やりがいを感じ、みんな笑顔になります。」と言われていました。

先日も誕生日のお祝いをしたいとのオーダーに、デコレーションケーキを作成して届けたところ、いちごや生クリームをかたどったトッピング、ろうそくなどを、ケーキ台のどこにでもつけたり、外したりできるので、子ども達が次々とやってきて遊ばれたそうです。

これからも地域で必要とされている活動を継続していけるよう、微力ながらサポートできればと思います。

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「気づいてください!親子のSOS!!」学習会を開催しました。

  • 日時:11月11日(月)13時30分~15時30分
  • 場所:ひょうごボランタリープラザ セミナー室
  • 講師:宮口 智恵氏 (NPO法人チャイルド・リソース・センター 代表)

11月は虐待防止月間です。ニュースなどでも連日、報道がなされているなか、子どもの虐待再発防止に取り組んでおられる宮口さんを講師にお迎えし、子育て支援やまちづくり活動に関わる方、地域の方々など21名が参加しました。

宮口さんは、2006年度、当財団の「ボランティアコーディネートを学び実践に活かす人のための調査研究助成」修了生です。大阪府子ども家庭支援センター(児童相談所)にて福祉職として18年勤務され、その後NPO法人を設立して、被虐待児と保護者を継続的に支援する虐待再発防止プログラムを大阪府から委託され提供しています。

学習会前半の講義の中では、2012年度の児童虐待の対応件数が、全国で約66.000件、20年前は、約1.000件程度だったことから考えれば、約50倍に増えていること、兵庫県でも約3.000件あるとの話があり、身近に感じていなくても、決して他人事ではない実態を共有しました。

児童虐待には、1.身体的虐待 2.ネグレクト 3.心理的虐待 4.性的虐待

があり、中でもネグレクト(養育の放棄)は、子どもがサインをだしても誰も気づいて応えてくれないことから、人に要求しなくなる。人とつながる回路が切れてしまうとのこと。

また、虐待の要因と考えられることは、1.生活上のさまざまなストレス 2.親の孤立 3.育てにくい子ども 4.親の自信のなさや頑張りすぎ、が挙げられ、保育所といった基本的な社会資源すら知らない、誰にも子育てを助けてもらっていないという親が社会的孤立の中で虐待につながってしまう事例などをお聞きしました。

「虐待をするような親をなぜ支援するのか」という声に対し、宮口さんは、「虐待を受けた子どもが20年後、親となったときに、ふたたび虐待をしてしまう親にならないようにするには、親子関係を変えていく必要がある。子どもへのかかわりを変えるには、親への支援が不可欠です」と応えるとのこと。子どもが親に安心感を求めるように、親もまた自分の安心を感じられる『安全基地』を持てるように、地域で見守ることの大切さを学びました。

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学習会後半は、3人1組でグループワークをしました。

始めに、自己紹介をし、
1つ目のテーマは、「人から助けられた体験(家族以外からの助け)」について、具体的なエピソードを話しました。

これは、誰かに支援をしようとするとき、自分の助けられた体験が原点になるのだそうです。支援されるとどんな気持ちに?どう支援されるとうれしい?
など考えさせられました。

2つ目のテーマは、「自分にできる小さな一歩は?」

子育て中の人同士で共感しあえる話ができる場、自分の事を聞いてもらえる場つくり。いつも声を掛けてくれる人、この人は自分のことを見てくれている人と思われるようになど、「と」andが大事。誰かとつながることで子育ては苦痛から喜びに、誰でも誰かのandになれるかもしれないことを確認しました。

参加者からも、地域活動をしているが高齢者から子どもまでいろんな世代をつないでいくことが大切、呼びかけの手法はないですか、などの質問がありました。財団では、この課題への関心を絶やさず、地域での寄り添い手を増やすための場づくりを今後も続けていきたいと考えています。

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~手づくり布絵本を作ってみませんか~講座を開催しました。

  • 日時:10月2日・16日・23日・11月6日 すべて水曜日 10時~12時
  • 場所:ピピアめふ1 会議室B(阪急売布神社駅前)
  • 講師:コープサークル「布の絵本青い鳥」メンバー

活動者の高い技術や、地域で必要とされている活動を次世代に引き継ぐために、作業を通して教え合うのを目的に、コープ活動サポートセンター宝塚と共催で開催しました。

手づくりの絵本や的当て、遊具など自分の好きなこと、得意なことで人に喜ばれる活動を始めようと思われている方、また作品を作ってみたい方など、11名が参加されました。

1日目<10月2日>

手づくり布絵本歴17年、コープサークル「布の絵本青い鳥」メンバーが講師となり、4回コースでの講座がスタートしました。

まずは、「アイスブレイク」2人1組になって自己紹介をした後、他己紹介をしました。お互いどんなことを期待してこの講座に参加されたかがよくわかり、今後が楽しみになりました。

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その後、サークル代表から活動内容や歴史、17年間に作ってきた作品の一部を紹介していただき、作品作りへと進んでいきました。

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「ここは、よく触る所だからしっかりと縫ったほうがいいから、糸は2本どりにしてね。」「お花の配置は、大きさを見て考えてね。」など1つ1つ丁寧に教えていただきました。

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講座終了間際には、針は必ず何本持ってきたか確認するなど作品を作る上での注意もしっかりと参加者に伝えられていました。

 

2日目<10月16日>

1回目から2週間。参加者の熱心さにびっくり。早めに講座に来られて、質問される方、出来る範囲でしてきてください、とお願いしていた宿題もほとんどの方が出来上っている状態でした。

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2日目は、作品作りを中心に行いました。作品を作りながら、展示している講師の作品を見たり、同じテーブル内でお話をして少しずつ参加者の方々が打ち解けていきました。

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3日目<10月23日>

講座も3回目、作品もかなり出来上ってきています。参加者の方々に作品を作っての感想を聞きました。

隠れた才能?隠していた才能もそこここに見られ、思わず「かわいい!」と声をあげてしまうことも…。それぞれの個性が作品にも表れています。

講座の中では、今までコープサークル「布の絵本青い鳥」が作った作品の使われ方や、他にも同じように手作りの作品を作っているコープサークルの情報をお伝えしました。

参加者の方々には、講座終了後の意向もアンケートに書いていただきました。

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4日目<11月6日>

講座最終日となりました。サークルメンバーの方にコープ以外でつながっている活動を紹介していただきました。手作りでつながり、兵庫県全体でネットワークができていることや今まで積み重ねてきた活動の深さを知りました。

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4回かけて作ってきた作品は大作になっています。布の絵本の表紙は、ふうせんと鳥が飛んでいます。お花は取り外しができ、お首が動く動物たちがいたり、かえるの顔があったりとページをめくるたび、楽しく優しさが伝わってきます。

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参加者の方から、「手にとってもらえる時の笑顔を思い浮かべる楽しさを知りました。これからも続けていけたらと思います。」とうれしいお言葉をいただきました。

4回の講座を通して、講師を務めてくださった、コープサークル「布の絵本青い鳥」メンバーの皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。

毎回、一人ずつ細かい材料をセットし、参加者の方々の負担が少なくなるように下準備をしていただいたこと、丁寧にご指導くださったことなど数えたらきりがありません。

途中参加できなかった方がまた参加して下さり、大変うれしく、またそのフォローもしてくださるとのこと、ありがたいです。

アンケートから今後も続けたい、活動に参加したいと書いてくださった方が多数いらして、オフ会を開催することになりました。

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ブログ作成講座 2回コースを開催しました

  • 日時:10月24日・31日木曜日 10時~12時
  • 場所:西宮市大学交流センター ACTA西宮東館6階
  • 講師:阪神SITAクラブ

昨年度のボランティア活動助成金説明会にて参加された団体の皆様にご意見をお聞かせいただき、ブログ作成講座を開催しました。

ブログを作成し、各団体の日々の活動の様子やイベントのお知らせなど情報を発信し、広く知っていただくために、当財団助成グループ6団体の代表の方が参加されました。

1日目<10月24日(木)>

ブログは初めてということもあって、ブログ登録に悪戦苦闘しながら、テキストを見て、パソコンの画面を見て、キーボードに打ち込み、またパソコンの画面を見てと大忙しでした。

まずは、プロフィールや画面の設定など、ブログの管理方法、記事の編集の仕方、写真の加工の仕方など、講師の先生方にほぼマンツーマンで指導していただきました。

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2日目<10月31日(木)>

1日目から1週間。家で復習を何度もされた様子で、参加者全員、講師皆様の力をお借りしながら、同時進行しました。より実践的に記事の書き込み方、素材のコピーの仕方、絵文字を使ったり、文字の色を変えたり、覚えることがたくさんです。2時間の講習時間がすぐに過ぎ、まだまだ教えていただきたいことがいっぱい、今日から一人でできるか不安もありますが、参加者の皆様からは、

  • 頑張ります。
  • 会に持ち帰り、みんなで更新を協力してやっていけるようにしたいと思います。
  • とりあえずやってみます。
  • 写真アルバムを使いこなせるようになりたいです。

と心強いお言葉をいただきました。

ブログがこれから、より活発なボランティア活動の助けになればと思っています。事務局もブログを拝見するのを楽しみにしています。

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読み聞かせ・紙芝居ボランティア交流会を開催しました。

  • 日時:10月8日(火)13時30分~16時00分
  • 場所:明石生涯学習センター 8階 学習室2
  • 講師:海士 美雪氏(神戸ライトセンター運営協議会 代表)

発表(4グループ)

ともしびこばとグループ

視覚障がい者のための触る絵本を作成しているグループです。貸し出しを行っています。実際に触れて体験しました。
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遊文庫

グループのメンバーは、元小学校の先生、お揃いの洋服に着替え「めっきらもっきらどおんどん」を大型絵本で読み聞かせしました。

 

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おやゆび姫

大人向けの紙芝居で「おどり猫のダンスホール」を音楽ありで熱演。会場が笑いに包まれました。
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ひろば文庫

ペープサートを使って5歳児になった気持ちでいろんなサンドイッチを体を動かしながら作りました。

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講義

なぜ子どもに絵本の読み聞かせが必要なのか?対象者は誰か?対象者に何を伝えるのか?

今の子どもの世界について考えたり、本選びについて、選び方の基準や振り返りの大切さを再確認しました。

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交流

自己紹介シートを使ってグループ内で自己紹介して、ボランティア活動をしていることで気が付いたこと、他のグループに見習いたいこと、困っていることなどを情報交換しました。

交流会での情報交換で、

  • 学童保育など、1~6年生まで一緒に読み聞かせをする場合、年齢幅が多すぎる。どのような絵本を選ぶとよいのか。⇒ 大きいものを使う。プロジェクターをつかうのも一つの手。
  • 親が読み聞かせをしてもらっていない。⇒ 親に対する読み聞かせを行い、まず親に感じてもらい、親から子に伝える。
  • 発声の正しいやり方は? ⇒ 絵本の伝道師の資格をとるのも一つの方法。

など色々な意見がでました。

交流の中での情報交換や活動の振り返り、また他のグループのいいところなどを取り入れて、今後の活動がさらに活発になることを願っています。

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バリデーションで学ぶ~認知症の方とのコミュニケーション講座を開催しました。

  • 日時:7月6日土曜日 13時30分~16時30分
  • 場所:コープ活動サポートセンター姫路 2階 集会室
  • 講師:都村 尚子氏(関西福祉科学大学 社会福祉学部 社会福祉学科 准教授)

バリデーションは認知症の高齢者に対して尊敬と共感をもって関わることを基本としたコミュニケーション技法のひとつです。
アメリカのナオミ・フェイル氏によって開発されました。
テーマへの関心を持つ方が多く、定員を上回る申し込みがあり、51名の方が参加しました。

都村先生によると、「バリデーションとは、『認知症高齢者とのコミュニケーションを通して感情レベルに訴える方法論』」であり、「バリデーションの原意は『確認する・強化する』自分の生きてきた意味・価値を確認する」、「ゴールは、『コミュニケーション』そのもので、『お年寄りの感情・欲求を表出させる』、『人生の未解決問題の解決をする手助けをする』」というものでした。

介護現場でのバリデーションを用いての対応によって高齢者の方が変化された事例などを聞き、会場中が涙する場面もありました。

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参加者からは、
・アルツハイマーの母が亡くなりました。もう少し早く聞きたかったです。優しく接してあげられたと思います。
・認知症の母の接し方に行き詰っていたので、素晴らしいヒントを頂きました。
・母の介護をしていてわからない行動がありましたが、講座を受講して、行動には意味があるということがわかりました。
・認知症の方への見方、接し方の誤りがわかりました。
などの感想をいただきました。

参加者アンケートから、何かしてみたいという意見が多数あり、コープ活動サポートセンター姫路にて、話合いの場を設けていく予定です。

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傾聴講座2回コースを開催しました。

  • 日時:7月4日(木)、12日(金)いずれも10時~12時
  • 場所:健康ライフプラザ
  • 講師:粟野 真造氏(元北海道教育大学 非常勤講師 西長洲荘 介護専門員)

ボランティア活動をより円滑にするために傾聴の技術を学び、取り入れる。

  • 活動の対象者にかかわる時の心構え
  • 相手との信頼関係を損なわないような話の仕方
  • これから踏み出そうとしている人との関わる初めの一歩のための心構え

を目的とした講座に44名(延べ人数)の方が参加しました。

1日目<7月4日(木)>

今の自分の元気度は何点?好きなものは何かを伝え、握手をしながら、自己紹介をし、話し手と聴き手を繰り返し、次々となるべくたくさんの方と交流をしました。

その中で先に声をかけたのは?たくさんお話したのは?との質問に常に手を挙げられる方も…。自分自身のコミュニケーションの癖を知ることの重要性を知りました。

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  • (言語)言語情報…verbal 「相槌、繰り返し」
  • (準言語)聴覚情報…vocal 「声の大きさ、スピード、高さ、リズム、声の響き、柔らかさ」
  • (非言語)視覚情報…visual 「アイキャッチ、表情、笑顔、目の色、体の向き、スキンシップ、待つ(沈黙)」

を座学だけでなく、体験しながら自分の価値観も相手のも大事にすることを学びました。

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2日目<7月12日(金)>

1日目とは場所が変わり、広いお部屋での講座になりました。

2人ペアになって、色々な言葉を「プラスの言葉」に変える、演習を行いました。

「あなたは○○です。」と相手に言われた言葉を一度受け入れて、「はいそうです。わたしは○○です。□□な○○です。」と答えます。□□にプラスの言葉を伝えます。

傾聴は、対象者に喪失感のある人が多く、それを受けとめる。その見かたを変えてプラスの方向にしていく技術が必要になる。

見ること、声掛けから始まるが、人は認められたいと思っている、ということを知りました。

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2回の講座を終えて、参加者からは、

  • 今までの傾聴とは「自分が話すことを我慢すること、どう自分を抑えられるか努力すること」だと思い込んでいました。
  • 講師の先生のお話が面白いことと、他の方とお話することで、自分の事が確認することが出来た。

との感想をいただきました。

先生が自然体でお話して下さり、より参加者の方々が身近に感じられるように接していただきました。事務局として感謝しています。

参加者から、傾聴ボランティアをしてみたいという方が多数おられ、今後につながることを期待しています。

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傾聴講座~はなして、きいて、よりそって~を開催しました

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  • 日時:7月5日金曜日13時30分~15時30分
  • 場所:コープカルチャー西宮 3階 料理教室
  • 講師:粟野 真造氏(元北海道教育大学 非常勤講師、 西長洲荘 介護支援専門員)

よりよい聴き方とコミュニケーション方法を体験を通じて、家族や身近な高齢者、子育て中の母親の話を聴く傾聴ボランティア活動の基本を37名の方が参加し学びました。

自己紹介は、話し手と聴き手が次々変わり、握手をしてまた次の人と自己紹介するので大忙しになりました。

好きなものを話し合う場面では、「粒あん好き」でこんなに話が合う人に出会えるなんてと参加者同士で盛り上がったペアもいました。

聴き手が、相手中心になって相槌、共感し、声の大きさ、高さ、スピード、リズムを合わせ、笑顔で接し、待ち、表情に気を付けたり、スキンシップ、アイキャッチをしながら聴くと話し手は、

  • 楽しさが広がった。
  • 気分がスッとした、気持ちがよい。
  • 心が解放し、発散できる。
  • 言葉にすると明確化できる。
  • 話すことで記憶が定着する。整理できる。

などの意見がでました。

話すことの意義、よさは、・自己解放 ・自己明確化 ・自己承認 ・意志伝達 ・交流 ・つながり ・ストレス発散 ・美容、健康にいいなどがあることを知りました。

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講座を受講して、参加者から、

  • 相手の良いところを意識して探します。
  • 少しずつではあるが、進歩していきたい。
  • 初めて会った方とコミュニケーションが出来た。うれしかった。

と前向きな感想をたくさんいただきました。

話す相手がいることで、気持ちが軽くなったり、切り替え出来たり、より楽しくなったりなど経験している方も多いと思います。聴くことの大切さを再認識し、これからの活動や生活に活かしていけるようになればと期待しています。

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傾聴ボランティアフォローアップ講座を開催しました。

  • 日時:5月24日(金)、6月7日(金)いずれも10時~12時
  • 場所:コープカルチャー宝塚(阪急売布神社駅前 ピピアめふ2F)
  • 講師:川島 恵美氏(関西学院大学 人間福祉学部 社会福祉学科 准教授)

「傾聴」の基本を、体験を通じて学び、自分自身のコミュニケーションのあり方に気づき、今後の活動に活かしていくことを目的に現在傾聴ボランティア活動をされている、今から何か始めようとされている16名の方が参加されました。

1日目 <5月24日(金)>

自己紹介後、傾聴ボランティア活動の中での困ったことをどのように解決したらよいか体験を通じて話し合いました。
コミュニケーションのしかたを演習し、情緒的なことを伝えるときは、言葉よりも表情や声の調子などの非言語な部分が大きく占める、観察力や想像力を働かせる等を学びました。

傾聴ボランティアフォローアップ講座1日目講座風景

傾聴ボランティアフォローアップ講座1日目講座風景

参加者からは、
・月に1度、高齢者施設に出向き傾聴ボランティア活動をしている、具体事例が取り上げられてよかったです。
・非言語コミュニケーションの大切さを知り、今後の活動に活かしていきたい。
とのお声がありました。

2日目 <6月7日(金)>

前回の講座後、気が付いたこと、悩みを共有しました。

相手との信頼関係を構築するための行動のしかたや言葉がけのしかた「はなすこと、きくこと」今ここのリアルタイムの関係性を大事にすることを学びました。

傾聴ボランティアフォローアップ講座2日目講座風景

傾聴ボランティアフォローアップ講座2日目講座風景

2回の講座を終えて、参加者より、

  • 「傾聴」のむずかしさを再認識させられましたが、一人でも多くの方にお話を伝えていきたいと思いました。
  • 教えていただいたことを日々頭に入れながら活動して行きたいと思います。
  • 自分の行動を振り返る、相手に寄り添うことを活かしていきたいです。
  • 今ここでの関係性の中で関わる大切さを認識しながら活動していきます。など

参加者のみなさまからお声をいただきました。
事務局も先生や参加者のみなさまの素敵な言葉に感動し、日常何気なく使っている言葉の大切さ、かかわっている方とのその時をこれからもっと大事に過ごしていきたいと改めて気づかされました。

 

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傾聴ボランティア講座を開催しました

傾聴ボランティア講座を開催しました

傾聴とは相手の話に心を傾けじっくりと丁寧に聴くことです。災害や事故の被災者や高齢者の方への心のケアの方法としても傾聴が活かされています。

今回は、より良い聴き方とコミュニケーションのあり方をテーマに全3回の講座を開催しました。

2012年9月28日(金)・10月5日(金)・12日(金)1時半~3時半
ひょうごボランタリープラザセミナー室
稲松 由佳(いなまつ ゆか)氏 ~心理カウンセラー、心理スペースぽれぽれ主宰~

第1回  9月28日 「話上手、聞き上手になる~コミュニケーションの基礎」
第2回  10月5日 「傾聴技術を学ぶ」
第3回 10月12日 「グループでのコミュニケーション」

聴き手がまずはリラックス。ゆったりとしたイメージでの呼吸法や2人一組でのボディタッチなどで
リラクゼーションの方法や話上手、聞き上手になるための気持ちの持ち方や感情の整え方を学びました。

聴き手、話し手、観察者をロールプレイで体験して人に優しく伝える方法のさまざまな技法や注意点などをグループワークで振り返りながら実践しました。

人の気持ちになりきって心理劇(サイコドラマ)で施設の利用者とボランティア、観察者になり、それぞれの立場も体験しました。

「相手から大切にしてもらっていると感じられること」
最後の結びに
「人とのかかわり、そこには命があります。体温を大切に」
とやさしく語りかけてくださったいなまつ先生。

先生のお人柄に参加者の皆さんは引き込まれ、「難しいと思っていたけれど私にも出来そう」「普段の生活に活かしたい」など多くの意見をいただきました。

10月19日には活動に関心をもった方たちが集まり、介護施設の見学にも行ってきました。
無理をせず、楽しんでボランティア活動を始めていただけたらと思います。

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バリデーション講座・演習編を開催しました。

9月15日(土)、都村尚子氏(関西福祉科学大学社会福祉学部准教授)を講師に迎え、コープカルチャー神戸北で開催しました。(共催 コープ活動サポートセンター神戸北、参加者16名)
認知能力が低下していくなかで、最期まで残る「感情」に寄り添うコミュニケーション技法がバリデーションです。

意味不明と思われる発言・行動が実はその人にとっては大きな意味を持っていることを具体的に学びました。

ミラーリング、カリブレーションなど15項目ある中から

例えば
○「リフレージング」・・・相手の感情を一致させて言うことの演習では

認知症の方「ここから出て行きなさい。」発言に対して
ワーカー 「出て行けばいいのですね」
「どこへいけばいいですか?」
「出ていったらどうなりますか?」

相手の気持ちに寄り添う対話をすると認知症の方は
「出て行かんとって、あんただけがわかってくれた。」と言って感情が落ち着くのだそうです。

○「オープンクエスチョン」・・・共感するために相手の言葉を引き出す質問
認知症の方 (実際はいないが)「あそこに人がいる。」
ワーカー「どんな人がいるの?」「どこにいますか?」

「いつからいますか?」「何人いますか?」

「おいくつ位ですか?」「どんな服装ですか?」

質問によってその人がどんな気持ちを吐露しようとしているのか?そして吐露できたときがゴールです。と先生はおっしゃいました。

ロールプレイでは先生が認知症の役で、参加者一人ひとりに「指輪が盗まれちゃったのよ~」話しかけられ、どんな言葉かけがあるかを実習しました。

バリデーションを学ぶことは生きること・死ぬことの意味を模索し続け、より「その人らしい最期」とは何か?を共に見つけ出すことであるとの結びの言葉でした。

参加者の方からは、今まで聞いた対処法と違っていたので驚いた、家族の介護で実践したい、施設での対応に活かしたい、また、講座を受けたいなど多くのご感想、ご意見をいただきました。

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「親子で防災・減災講座」を開催しました。

2012年7月31日(火)、コープカルチャー宝塚にて神戸市社会福祉協議会の長谷部 治氏を講師に迎え、命を守るために親と子どもがそれぞれ何をすればよいのかを学びました。(コープこうべコープ活動サポートセンター宝塚との共催講座)

学校行事等と重なり、親子での参加人数は3組と少なかったのですが、大人で興味を持ってくださる方も多数あり参加者は15名でした。

講師の長谷部氏は東日本大震災や数多くの災害現場でのご経験から、子どもたちにわかりやすく災害への備えについて話をしてくださいました。

災害発生の通報はテレビよりもラジオのほうが3秒早く、その3秒の間に台所のガスコンロの火や、ストーブを消すことができる、また災害発生から3時間はまず自分のことだけを考えて自分で判断して行動できる力(例えばその場にいても良いのか、すぐに高台に逃げるなど)を日頃から養っておくことの大切さを学びました。

また、被災した場合、避難所での生活での心得や被災した人の支援の仕方についても、相手のことを思って、すぐに役に立つ方法を数多く教えていただきました。


また、赤い羽根共同募金は70パーセントは必要とされる全国の地域へ、27パーセントは募金した地元へ、3パーセントは2009年より、いざというときの大きな災害のために預金されていることなども知りました。

水害で犠牲になる方のほとんどが男性(成人・少年)であるとの統計から、男の子を持つ親は危険な場所に子どもを行かせないように気をつけること、普段から近所の子どもたちの様子を知っておくなど親・子それぞれの立場での防災の知識や心構えを学びました。

非常食の試食もしました。最近は乾パンの他にも様々なものが開発されています。

缶きりを使ってパンの缶を開けるのに挑戦!

FM宝塚の生放送での取材もあり、講座の様子や参加者の方へのインタビューなどが放送されました。

子どもたちが今日学んだことをしっかりと身につけて、いざというときに学校や近所で実践してくれることを願っています。

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傾聴ボランティアフォローアップ講座を開催しました。

  • 日時:2012年6月22日金曜日、7月6日金曜日 午前10時~12時
  • 場所:コープカルチャー宝塚 大ホール
  • 講師:川島恵美氏(関西学院大学人間福祉部社会福祉学科 准教授)

傾聴活動をしていく中で、疑問や困ることなどが出てきて、「話が続かない」「自分ばかりが話してしまう」などどう対応してよいのかわからないなどわからないことをクリアにして活動を続けることを目的に開催しました。

コープ活動サポートセンター宝塚に所属の傾聴グループ「スマイル」また昨年、基礎編開催後誕生した「りぼん」「マーガレット」の2グループのメンバーの方や社会福祉協議会登録の傾聴活動者、コープこうべ職員など30名が参加しました。

1日目 傾聴ボランティア活動を振り返る

活動満足度シートを使い、時間や場所、動機付け、やりがい、傾聴やコミュニケーションのスキル、コーディネート、事務局の対応などについての項目で満足・不満足の点や理想とする状態などについて自分の活動を振り返りました。その後、記入項目を発表しました。

2日目 活動の課題を見つける

問題の的をしぼることで、課題が出てくるという手法で課題の出し方を学びました。

活動中に出てきた疑問や困りごとがもっとこうなればと理想を描くことで生まれたギャップを埋めるために何をすればよいのか、それが課題になる。普段は「時間がない」「そこまでは無理かな」と向き合っていなかったり、避けたりしているために課題にまで到達しないことが多いのが現状です。

具体的には

現実…話題に困り、会話が途切れる

理想…話題を豊富にしたい。臨機応変名対応が出来るようになりたい

課題…豊富な話題で臨機応変名対応が出来るようになるには何をしたらよいのか

行動レベルでの対応策を質より量で出す(アクションプラン)

実際の活動中の課題に絞り、グループワークで対応策を学びました。

課題例(テーマ)

  1. 話題を豊富にして話を引き出せるようにする
  2. 活動先の職員・スタッフとの協力体制を高める

施設側との注意点は川島先生より以下のレクチャーがありました。

  • 活動内容や利用者の様子、個人情報などの守秘義務は施設側と確認・了解をはっきりとさせるために紙ベースのもので取り交わしておく。
  • 質問事項について、介護スタッフに直接聞くのか、事務局(コーディネーター)を通して間接的に聞くのかなど確認する
  • 事務局から「活動はご迷惑になっていないでしょうか?」などダウンポジションでのアプローチにより施設側とのコミュニケーションを図る。事務担当でなく介護スタッフに話を聞くようにする

3.コミュニケーションが難しい人への対応

先生より「話し手との関係をつなぐ話の聴き方」のレジュメに従い、傾聴の基本的な姿勢や接し方のポイント・留意点を学びました。

各テーマごとに実践されている対応方法を発表して、課題を持っている方への解決策の提案となりました。

基礎編を受講されて活動をこれから始めようとしている方も実際の活動者の話に聞き入っていました。活動を深め、長くつづけていくためには、活動者だけでなく、コーディネート、事務局のフォローも大事であることを学びました。

最後に聴いた話を書き留めて、シートに書き込むとその人だけの記録ノートが出来上がるという本の紹介がありました。傾聴活動で聴いた話を形にすることで、ご自身やご家族の方にも喜んでいただけるのではないでしょうか?

「ライフレビューブック~高齢者の語りの本づくり」

志村ゆず(編)伊波一恵・萩原裕子・下山久之・下垣光(著) 弘文堂

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