大西晶子さん 研究室にお伺いしました!

大西 晶子さん

子どもの健やかな成長を中核においた保育所による家庭支援のあり方

現在の保育所のあり方は長時間保育や休日保育、病児保育、一時保育、地域の子育て支援など多様化し、親の都合での保育になりがちな現状です。

そのような保育環境で子どもたちのストレスはないのか?と親・子・保育士のそれぞれが幸せと思える保育のあり方を研究しようと大西さんは大学院で学んでいます。

普段は保育士として堺市の保育所に勤務されながら夜、神戸大学のキャンパスに通い研究をされています。この日は夏休みということで午後、神戸大学大学院人間発達環境学研究科に伺いお話を聞きました。

申請当初の研究内容は親・子・保育士のそれぞれの視点からでしたが教授の指導を受け、テーマを絞り込み、子どもにとって最適な保育所とその環境ということでタイトルも変更になりました。

保育所における家庭支援のあり方(子どもの最善の利益を見据えて)

ちょうど伺った時期は保育所へのインタビューを終え、アンケートも配布し終わったところでした。

6月には大学院の教授、院生、大学3・4回生への研究内容の発表会があったとのことで、研究項目をまとめたレジュメを見せていただきました。

  • 落ち着かない子どもたちが多くなっている背景と子どもたちの育ちはどのようにしたら保障されるのか?
  • その背景から導かれる課題は何か?

10年間保育の現場にいて、保護者や子どもたちの変化に「なぜ?」と思うことが多いと語る大西さん。この研究で保育の現場がよりよい環境になるような保育士・親・子・地域のボランティアさんの関わりが生まれることを期待しています。

10月の大学院での研究発表会までにはほぼ研究成果がまとまるそうです。大西さんは「アンケート集計、論文書きとこれから忙しくなります。」と研究室のパソコンに向かって話してくださいました。

お忙しい中、取材にご協力をいただきありがとうございました。

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