2019年 新年のご挨拶

2019年1月1日投稿

眠れる獅子がそこに6割も

新年あけましておめでとうございます。今年もみなさんに良いことがたくさんありますようお祈りしております。

財団はいま、これから先五年間の行程表となる第三次中期計画の策定作業に取りかかっています。日本の先行きがあまり芳しくない中で私たちのくらしや市民活動を占うわけです。作業をしていてこんなデータを見つけました。

それは内閣府の調査で「ボランティア活動に関心がある」と答えた人が五九・六%もいるのに、実際にボランティア活動をした人は一七・四%しかいなかったという数字です。関心があるのにしなかったのは、仕事が忙しかったり、参加しようとしたがうまくタイミングが合わなかったりなどの理由があるのでしょう。ですから、この数字に決して悲観的になることはありません。

時間や機会があれば活動に乗り出す「候補者」がこんなにそろっているのです。この人たちが足を一歩踏み出す条件を考えるのも私たちの仕事なのです。

福祉、子育て、災害救援など多くの分野で「担い手不足」が心配されています。ボランティアをしたい、とうずうずしている人が六割もいることから目をそらしてはもったいないですよね。

 

理事長 山口一史

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