第7回「やさしさにありがとう ひょうごプロジェクト」助成団体募集と説明会について

「やさしさにありがとう ひょうごプロジェクト」は、
社会的課題を新しい手法で解決してうとしている意欲あふれる市民団体を、
賛同企業・コープこうべとともに応援していく助成制度です。
ご応募お待ちしております。

 

募集について

【募集期間】2023年2月1日(水)~5月24日(水)

【助成金額】地域の課題解決事業  1団体/上限50万円

【助成対象団体】兵庫県で公益的な活動を行うNPO法人、
もしくはNPO法人に準ずる団体(ボランティアグループ、一般社団法人、その他)

※詳しい内容はこちらをご覧ください

 

説明会について

下記のとおり、説明会を開催します。

第1回 3月10日(金)15:00~15:45
第2回 4月4日   (火)11:00~11:45

※両日とも同じ内容です。

【開催方法】
ミーティングツール「ZOOM」を活用したオンライン開催

・ZOOMをインストールしたパソコン、またはスマートフォン等でご参加ください
・ZOOMのインストールは無料です。インストール、操作方法の説明書等が必要な場合はご連絡ください

【申し込み方法】
必要事項を記入のうえ、メールでお申し込みください。折り返し、ZOOMのURL等をメールでお知らせします。
なお、財団からの折り返しのメールがない場合、開催日の3日前までにご連絡ください。

◎申込先メールアドレス  tomosibi@kobe.coop.or.jp
◎申込締切  説明会当日の開始1時間前まで

《記入の注意》
・メールの件名欄には、「第7回やさしさにありがとう ひょうごプロジェクト説明会参加希望」と必ず、記入してください
・(必要事項)メール本文に①参加希望日程 ②団体名とお名前 ③ZOOMのURLの送信を希望するメールアドレスを記入してください

 

問い合わせ・申し込み

(公財)コープともしびボランティア振興財団
TEL:078-412-3930(月~金 10:00~17:00、祝日を除く)
Email:tomosibi@kobe.coop.or.jp

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第1回高校生ともしびボランティア顕彰 顕彰団体

2019年に開催した「第1回高校生ともしびボランティア顕彰」では
下記18団体を顕彰いたしました。

・兵庫県立明石清水高等学校 ボランティア部
・兵庫県立芦屋高等学校 ボランティア部
・兵庫県立柏原高等学校 インターアクト部
・兵庫県立神戸甲北高等学校 ボランティア委員会
・兵庫県立東播工業高等学校 空飛ぶ車いすサークル
・兵庫県立豊岡総合高等学校 インターアクトクラブ
・兵庫県立鳴尾高等学校 ボランティアチーム
・兵庫県立西宮今津高等学校 ING 部
・神戸市立科学技術高等学校 空飛ぶ車いす研究会
・学校法人芦屋学園 芦屋学園高等学校 ボランティア部
・学校法人大前学園 猪名川甲英高等学院 地域活動部
・学校法人熊見学園 神戸星城高等学校 コンピュータ部
・学校法人甲南学園 甲南高等学校 ボランティア委員会
・学校法人神戸創志学園 クラーク記念国際高等学校 芦屋キャンパス 防災部
・学校法人成徳学園 神戸龍谷高等学校 JVC
・学校法人創志学園 クラーク記念国際高等学校 三田分室 生徒会+
・学校法人瀧川学園 滝川第二高等学校 インターアクトクラブ
・学校法人玉田学園 神戸常盤女子高等学校 ボランティア部

 

顕彰団体の中から3団体が、活動を紹介してくださいました

兵庫県立明石清水高等学校 ボランティア部

「共生」をテーマに地域に密着した活動を行っています。

小学校では防災訓練などイベントの手伝いや
高齢者の方と一緒に料理をして食事をする「みんなdeごはん」
放課後に小学生が持ち寄った宿題を一緒に取り組む「みんなdeお勉強」などの
イベントで活動しています。

近隣の介護施設では夏祭りの手伝いをするほか、当部主催で「多世代交流会」を
開催し、交流を深め楽しんでいただきました。

 

兵庫県立柏原高等学校 インターアクト部

活動の一つである「車いすマップ」では、実際に自分たちで
車いすを押したり、車いすに乗ったりしながら学校周辺をまわりました。
実際に乗ったり押したりすることで、普段は感じない多くの気づきがあり
その経験を基に、マップを作成しました。

その他にも「防災紙芝居」や「外国人ママのクッキング教室」など
自分たちの住む地域を中心にした活動を行っています。

 

学校法人熊見学園 神戸星城高等学校 コンピュータ部

阪神・淡路大震災で被災し、人口減少や店舗の撤退によって元気をなくしていた
地元 新長田南地区商店街の活性化を支援する取り組みを行っています。

具体的には、商店街の通りや店舗の写真、店舗のWEBサイトを総合化した
バーチャル商店街を作成しました。
加えて、ネットだけでなく紙媒体を発行し、地域情報の発信をしています。

また、住民の皆さんの情報発信力の強化に繋がればと
近隣住民の方を対象にしたパソコン指導も行っています。

 

 

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フジッコ㈱×ともしび コラボイベント参加者募集→締切りました

「やさしさにありがとう ひょうごプロジェクト」の賛同企業の1つ
フジッコ株式会社は美味しさと健康に役立つ商品を提供しています。

今回ともしび財団とのコラボイベントとして
「食育チャレンジプログラム」を企画しました。

ゲーム感覚で学べる食育ミュージアム体験、クッキング、豆つかみ選手権など
節分にちなんで、豆について親子で楽しく学べるプログラムです。

 

◆開催日時 2020年2月1日(土)10:00~14:30(9:45現地集合)

◆場  所 フジッコ食育ミュージアム
(神戸新交通ポートライナー「市民広場駅」徒歩3分)

◆対  象 小学生のお子様とその保護者

◆参加費  1組様 1,000円

◆募集人数 2名×15組(お子様1名様につき保護者1名様を1組とします)
※申込み多数の場合は抽選となります。予めご了承ください。

◆参 加 費   1,000円

◆内  容  ・豆のセミナー ・クッキング ・食育ミュージアム体験

◆申込み方法
チラシ裏面の申込書に必要事項(①名前 ②〒住所 ③電話番号 ④年齢・学年
⑤FAXまたはメールアドレス)をご記入のうえ、FAX・電話・E-mailのいずれかにて
お申し込みください。
※グループで参加希望の場合は、代表者が全員分の必要事項を記入し
一括してお申し込みください。
※1グループ2組様までとし、抽選はグループとして行います。
※申込書に記載された個人情報については、本件に関する目的以外には
使用いたしません。

◆申し込み締切 2019年12月16日(月)
※当選者には12月20日頃に案内状をお送りします。
当選者の発表は、案内状送をもってかえさせいただきます。

 

・フジッコ㈱ ×ともしび財団コラボイベント チラシ 表面
・フジッコ㈱ ×ともしび財団 コラボイベント チラシ 裏面

 

【お問い合わせ・お申し込み】
(公財)コープともしびボランティア振興財団
TEL:078- 412-3930  FAX:078-412-3871  E-mail: tomosibi@kobe.coop.or.jp

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ともしび通信100号 記念特別インタビュー

望ましい地縁型とテーマ型の活動の融合

~第3次中期計画を語る~

藤井 博志さん
関西学院大学人間福祉学部 教授
当財団理事・第3次中期計画策定委員長

世帯ではなく、個人がつながっていけるコミュニティを

山口 当財団の今後5年間の指針となる﹇第3次中期計画﹈が完成し、藤井さんには委員長としてお力添えいただきました。
この計画を作るにあたり、今の社会の変化をどう捉えていますか。
藤井 日本は人口減少期に突入していて、少子高齢化が顕著です。長寿は喜ばしいことなのですが、問題は少子化です。20年後には3人に1人が65歳以上の高齢者となり、あらゆる場面で担い手の不足
が予測されます。もう一つは単独世帯の増加です。家族内で解決していた暮らしの課題を一人で抱え込むことになり、深刻なケースが目立っています。
山口 時代の曲がり角ではなく、もう曲がってしまっているとは…。暗く厳しい世の中が待っているのでしょうか。
藤井 これまで経験したことのない社会が待ち受けていることは確かです。かといって厳しさに怖気づいては生きていけません。みんなで知恵を出し合うことが大切です。
山口 これまで地域を支えてきた老人会や婦人会、こども会などの参加者が減り、休止や解散するところもあります。地域で知恵を出し合う手がかりがなくなっているような気がします。
藤井 これまで特に日本の郡部地域では3世代のムラ型コミュニティが中心で、都市部でもその延長で地域を支えてきました。これらは世帯単位のつながりでした。しかし、これからは従来の世帯単位
ではなく、個人がつながっていけるようなコミュニティに作り直すことがポイントになってくるでしょう。

誰もがどこかで関われる多様なチャンネルを

山口 日常は希薄な近所付き合いであっても、災害等が起きるとお互いがエネルギーを出して助け合いますよね。そのような緊張感を意識することも必要でしょうか。
藤井 人が協同するのに、外からの脅威で助け合うことと、夢を持ってつながることの2つ要因があると思います。しかし、脅威や不安だけでは人はつながりきれず、一緒に夢や希望に向かっていくことで、つながりは長続きします。不安を希望に変えていく転換の取り組みも必要です。
山口 それについては個人の熱量に頼らず、社会のしくみとして助け合いを深める手立てがありますね。
藤井 今、特に若い世代を中心に経済的格差が広がっています。結婚したくてもできないとか、子どもを持てないなどが少子化の一因になっており、この部分への資本の投下が圧倒的に不足しています。
若者や子育て世代への支援を社会のしくみとして作り上げていかないといけません。その事実にようやく国民が気づき始めました。この取り組みの効果をもっとも実感できるのは地域コミュニティなん
です。地域で子育てを応援すれば、親子が元気になり、高齢者も活力をもらえます。そこから多世代型のつながりや、話し合いの場が生まれ、知恵も出てきます。
山口 そういえば、最近は「子育て」などをテーマに地域を超えて活動するグループが増えています。従来型の地縁組織でなく、このようなテーマ型のコミュニティがますます有効になっていくような気もします。
藤井 地域には、自治会や町内会など、地縁でつながっているコミュニティがあります。一方、テーマ型コミュニティは地理的な要素は二の次ですが、その人たちも地域コミュニティの中で生きているので、ひとつのテーマで活動していくうちに地域との共通点に気づくことがあるでしょう。いろいろなつながり方のチャンネルが地域に用意されていることが重要です。地縁を大切にしながらも、テーマ型コミュニティが地域に根差していく。この2つの融合するところにこれからのコミュニティのあり方、地域社会の姿が見いだせるように思います。それらがやがてネットワークという形に発展するでしょう。ともしび財団が、新たにこうしたネットワークへの助成も考えていくことも必要でしょう。

人々の交流が知恵と活力を生み出す

山口 財団では、年に一度、助成を受けている団体が一堂に会する「市民活動交流会」を行っています。回を重ねるごとに交流が盛んになり、新しいネットワークができていくような気配を感じます。
藤井 ともしび財団が助成しているのは地域で地道に活動をしている団体で、中高年層を中心に地域をよくしたいという願望が強く、とても熱心です。つながろうという意欲もあり、市民活動交流会は
それを実現させるよい取り組みだと思います。一方、子育て世代は生活のことで精いっぱいで、世の中をよくしたいという意識を持つ余裕はなかなかありません。しかし自分たちの子どもが安心して暮ら
せる地域であってほしいというニーズは非常に高いです。子育てをテーマにした活動を進めていくことが若者支援につながり、地域課題への関心を呼び起こすように思います。
山口 地域で活動している高齢者の努力や知恵を知ると先輩への尊敬の念や人生に対する希望が出てきますね。
藤井 高齢者がこれだけ地域を支えていることを若者はほとんど知らず、大学のゼミで地域活動の見学をすると学生たちはすごく感心します。生き方のモデルになるという意見も聞きます。
山口 そのようなモデルを若い人たちにたくさん紹介できればいいですね。
藤井 それには交流がもっとも有効だと思います。
山口 ボランティアというとしんどいところを苦労して支えている、という印象を持たれることがありますが、活動の担い手は夢や希望を掲げ合って前に進むことが必要ですね。
藤井 「自分たちはここまでやれている」という承認や評価はとても大切です。なかなか身内では評価しにくいので、そういう場をともしび財団に作ってもらうと団体が元気になっていくと思います。
山口 誰もが夢や生きがいを持てる社会の実現に向けて、ともしび財団は皆さんと一緒に歩んでいきたいと思います。これからもご指導をよろしくお願いします。

≪聞き手≫
公益財団法人コープともしびボランティア振興財団
理事長 山口一史

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社会人の学びと研究

市民主体の地域づくりをテーマに、大学院で学び研究を深める社会人を応援する「社会人の学びと研究助成」の募集を行います。

2018年度も募集しますので、ぜひご応募ください。

2019年度の募集要項、申請要項は10月1日にUPします。

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“ふれあい喫茶 希望~のぞみ~”の物語り

地域の方のお役に立てて

なおかつ自分たちも楽しめたら

野村乙恵(コープこうべ職員)

    

(代表:松岡博美さん /左側)

 

『ふれあい喫茶 希望~のぞみ~』は、コープ神陵台の組合員集会室で、2016年4月にオープンしました。

建物の構造上、わかりにくい所にあるにもかかわらず、訪問日には開店早々すでに10人近い方が来店されていました。窓がたくさんあり、明るく開放的なお部屋で、ゆったりとした雰囲気に包まれています。

オープン以来、少しずつファンが増え、毎回20~25名の方が来店、イベントのある時には50名位になることもあるそうです。おひとりでゆっくり本を読んだり、スタッフと話をされたり、顔見知りになられた方同士でお話されていたりと、各自思い思いにほっこり過ごされています。メニューは、コーヒーor紅茶(お菓子つき)で100円(この日は夏限定の甘酒もメニューに登場!)。地元の「NPO法人ポポロ」さん手作りのクッキー、ラスクも一袋100円で購入出来るコーナーもありました。

 

訪問した日は、夏休みとあって、魚釣りゲーム・ペットボトル輪投げなどの子ども向けの遊びコーナーが設けられていたり、スタッフのおひとりが絵本の読み聞かせをしたりと、子どもたちに大人気でした。

「また、来るね」と言って帰って行かれる人もいる中、入り口でモジモジされている男性も。「前から気になってたんやけど、女の人しか入られへんのかな?」と。スタッフに「どうぞ、どうぞ」と促されて席に着き、にこにことコーヒーを注文されていました。また“のぞみファン”が増えたようです。

 

代表の松岡さんに立ち上げの理由を伺うと、「地域の方のお役に立てて、なおかつ自分達も楽しめたら…」という思いからだそう。「まだ、助成してもらって、何とか収支が赤字にならない程度ですが、ここが拠点となって色々な地域の人達、他の団体の方達とつながっていけることが素敵だと思うんです」と話してくださいました。ご自身も地域のボランティア活動やくらしの助け合いの会のコーディネーターをする中で、人の縁が広がっていくことを実感されているからこその言葉だと思います。

 

「希望~のぞみ~」さんを拠点に人の輪が広がり、来店される皆さんの楽しみになることを願い、私もほっこりさせていただいて帰宅しました。

2017年8月

 

 

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