兵庫県伴走者協会

2009年1月発行/第58号

創立10周年記念誌が完成!「二人四脚の風」を合言葉に、
会員と共に歩んだ伴走・伴歩ボランティアへの想いは熱い!

2007年より兵庫県伴走者協会事務局の活動拠点が中山記念会館内の神戸ライトセンターに移動しました。神戸ライトセンターは視覚障がい支援団体の活動を支えるために部屋を提供し、現在、いくつかの団体が、それぞれ譲り合って使用しているそうです。記念誌の発送に忙しいなか、代表者の柳さんと事務局の山下さんにお話を伺いました。

現在、県内には約18,000人の視覚障がいの方が暮らしています。兵庫県伴走者協会はその方々のウォーキングやジョギングを楽しみたいという思いに応えて、10年前から活動をしています。設立当初は48名だったメンバーが、2007年には126名、視覚障がい者も332名が登録されています。

伴走、伴歩の練習会場は、姫路・神戸(明石)・西宮・尼崎・西脇・三木・小野の7か所。事務局は、兵庫県ブラインドマラソン協会から、練習会への参加者の知らせが入ると、各地区それぞれに伴走者をコーディネートします。明石会場は参加者も多く、常に伴走者が足りない状態だとか…とにかく一人でも多くのボランティアが求められており、興味のある人は、是非練習会に来てほしい!と、山下さんはおっしゃいます。

伴走ひもでつながる心と体。

伴走ひもでつながる心と体。

伴走者は、視覚障がい者とともに、同じように汗を流し、必死で同じ時間を共有し、達成感も分かち合うことができます。本格的なレースに出場するために練習をする方は一部で、一緒に歩いたり、話すなどして障がい者を引きこもらせないという意味でもひと役かっています。視覚障がい者の方には、一人で外出できる方もいれば、ガイドさんや家族が一緒でなければ外出できない方も少なくありません。伴走の活動はいろいろな人との出会いやふれあいの場でもあり、ときには山歩きや遠足にも行くそうです。

「伴走・伴歩を必要とする人が一人でもいたら活動したいという熱い思いで、この10年活動してきました。視覚障がい者の方々に楽しい一日を過ごしてもらえたら」と山下さん。

グループの名称に「伴走者」とありますが、実際には、走るのではなく歩きたいという視覚障がい者の方が、圧倒的に多いのです。また、伴走ボランティアも一緒に走ることだけが目的では長続きしません。ボランティアの心があってこその目配り、気配りの配慮ができること、見守る心がなければ務まらないようです。

走れなくても一緒に歩くだけならやってみたいというボランティアも大歓迎です。各地で年に一回、伴走者養成講習会を開いています。講習を受けて、実際は伴走しなくても、視覚障がい者の方を身近に感じてもらったり、道で声をかけてもらえるだけでも活動の大きなプラスになります。少しでも、多くの人たちが、社会貢献してくれるようになってほしいという願いを、ひしひしと感じました。

代表者の柳さんが話してくださった、「何かがきっかけで、ボランティア心にポッと火がつく」、その言葉がとても暖かく、印象に残った取材になりました。

練習会後のランチタイムも楽しみのひとつ。

練習会後のランチタイムも、みなさんで楽しく過ごします。

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