ひとりの母親
ずぅーっとバタバタしていて、書けてなかったが、久々に。
目下、来年度の助成金申請、審査準備の仕事が進行中。申請希望者に対し、毎年、8つもの会場で説明会をしているが、その中でのある出来事。
去年から、申請手続きの説明だけではなく、せっかく集まっていただいたボランティアのみなさんに、助成金情報以外にも持って帰ってもらえるものがあれば…という思いで、参加者どうしのミニ交流をしている。おもに、自分たちの活動紹介を、その人なりの言葉で語ってもらうのだが、これがなかなかおもしろい。
その中で、ある、読み聞かせ、文庫活動の代表者の話に、心を動かされた。
「ともしび財団には、財団ができたときから、ずっとお世話になっています」という前置きのあと、こんな話をされた。
「15年前、ひとりの母親が、自分の子ども以外の子どもにも、絵本を好きになってもらいたいと思い、自宅マンションで小さな文庫を始めました。そのときは、まさか15年も、その活動が続くとは思ってもいませんでした……
どうして、こんなにずっと続けてこられたのだろうと考えてみると、毎年1回、この、ともしび財団の申請説明会に来ること、このことが、わたしの背中を押しつづけてくれたんだと思います。」
その方の紹介で、助成金のことを知り、活動を続けてきたという方もあった。とても地道な、丁寧すぎるといわれるくらいのやり方で、続けてきたことが、誰かの役に立っている…そんなふうに「しっかりと」胸に実感できたうれしい一日でした。 (M.K.)